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1から始める整形外科の基礎講座 [前肢実習]

配信期間2017年6月1日(木)12:00 〜 2017年12月31日(日)18:00
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整形外科の手術は、目的とする関節や骨への正しいアプローチ法を知っておく必要があり、またその方法は症状に対して様々な術式が存在します。 このWEBセミナーでは整形外手術の【前肢入門編】として、代表的な4つの整形外科疾患「橈骨遠位端骨折」「上腕骨外側顆骨折」「肘頭骨骨折」「上腕骨骨幹部斜骨折」に対して行う術式と、他では勉強する機会のあまりない「海綿骨移植」における理論と方法を、使用する器具や手順、手技のポイントと共にお伝えします。また、模型で行った手技動画も用いて実践に沿った解説も行います。(※このWEBセミナーは実習セミナー内で解説を行った[講義部分]だけを配信しています。予めご理解頂いた上でご覧ください)

枝村 一弥

日本大学獣医学科獣医外科学研究室 准教授/小動物外科専門医

経歴
1999日本大学農獣医学部獣医学科 卒業
2003東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学
専攻終了
2003-2008日本大学生物資源科学部 助手
2008-2015日本大学生物資源科学部 専任講師
2015-日本大学生物資源科学部 准教授
所属
日本獣医再生医療学会
日本動物リハビリテーション学会
日本獣医麻酔外科学会
日本再生医療学会
獣医神経病学会   ほか

1

橈骨遠位端骨折の整復  −T型プレートによる整復−

セミナー内容
  1. 橈尺骨骨折について
  2. 切開位置
  3. 頭外側アプローチ
  4. 遠位部骨折
    ・整復の種類
    ・プレートについて
    ・プレートの設置手順
  5. 手技動画解説(骨模型モデル)

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 橈尺骨骨折は臨床現場で最も多い骨折
  • 専門家はプレートによる内固定を推奨!なぜ?
  • 手術翌日からリハビリすべき。そのワケとは?
  • 骨折パターンの発生率を確認しよう!
  • アプローチは内側ではなく頭外側からが有効
  • 骨折部位上に被さる長第一指外転筋の扱いは?
  • Tプレートorクロスピンの選択基準を理解しよう
  • プレート設置に空ホールを作らないこと
  • 遠位端骨折は外反し易い!防ぐコツとは?
  • スクリューの設置順を理由と共に理解しよう

2

上腕骨外側顆骨折の整復  −ピン/ラグスクリューによる整復−

セミナー内容
  1. 頭蓋骨切り術によるアプローチ
  2. 上腕骨骨折について
  3. ラグスクリュー法
  4. 手技動画解説(骨模型モデル)

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 上腕骨に適応される肘頭骨切り術をおさえよう
  • 肘頭を骨切りする角度「45度」とは?
  • 上腕骨の骨折は中央〜遠位部が90&以上!
  • 上腕骨は螺旋骨折や粉砕骨折が多く難しい
  • 関節内骨折の場合の対応は?
  • レントゲンで分かりにくい場合の撮影のコツ
  • 海外ではCannulated-Screwを多用。なぜ?
  • ラグスクリュを設置する位置を正確に確認する
  • 骨鉗子での整復時は肘関節を伸展!その訳は?
  • スクリューにおける2つの挿入方法を知ろう

3

肘頭骨骨折の整復  −テンションバンドワイヤーによる整復−

セミナー内容
  1. テンションバンドワイヤーについて
  2. 手技動画解説(骨模型モデル)

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • テンションバンドワイヤーのためのピンは1本ではなく2本!その理由とは?
  • ピン~骨折線~孔の各距離を均等に正確にとる
  • ワイヤーへの負荷は左右均等に。その方法は?
  • ピン2本は三頭筋腱を避け角度をつけて挿入する
  • 骨折線に対してピンは垂直に!その理由とは?
  • ワイヤーをかけるピン、作成方法のコツを伝授

4

上腕骨骨幹部斜骨折の整復  −DCPによる整復−

セミナー内容
  1. 固定法の選択方法
  2. プレート+ラグスクリュー法
  3. 手技動画解説(骨模型モデル)

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 単純長斜骨折にはプレート+ラグスクリューを。その場合は中和プレートを使用する。
  • 長斜骨折は滑りやすい!骨鉗子のコツは?
  • ラグスクリュ-法&ポジションスクリュ-の違い
  • スクリューは骨片に対し垂直に打つことが大切
  • 上腕骨骨折に対するプレートの大きさの選択方法と注意点
  • プレート+ラグスクリューの設置方法は2つ!
  • 内側面が平坦なのでプレートを設置しやすい
  • スクリュー設置の順番を正しく理解すること

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海綿骨移植について

セミナー内容
  1. 海綿骨とは
  2. 骨移植の種類
  3. 海綿骨移植について
    ・効果と適応
    ・注意と準備
    ・採取方法
  4. まとめ
  5. 手技動画解説(骨模型モデル)

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 海綿骨の素材・特徴・役割を理解しよう
  • 海綿骨は遠位部と近位部に多く存在
  • 再生医療へ大きく貢献。その理由とは?
  • 海綿骨移植と皮質海綿骨移植の違いについて
  • 新鮮自家海綿骨移植の効果とリスクについて
  • 海綿骨移植の適応が有効な症例とは?
  • 海綿骨移植には安定した骨折片の固定が大前提
  • 良質で効率の良い、最も一般的な採材部位は?
  • 採材するタイミングは使用する3時間以内で
  • 一時保存にはシリンジが便利。理由と方法は?
  • 上腕骨からの採取は指で触りながら確認を
  • 専用器具「キャンセラスコレクター」について
  • 整復部の洗浄は海綿骨を移植する前に行うこと
  • 海綿骨は同じ部位から2回以上採取できるか!?