猫の糖尿病の管理病因を理解して血糖値を安定させよう

  • 配信期間
  • 2018年6月1日(金)10:00 〜 2018年10月8日(月祝)18:00
  • 117人が興味をもっています

猫の糖尿病の維持治療からケトアシドーシスの管理まで徹底解説

猫の糖尿病は遭遇することの多い病気ですが、血糖値の管理が難しかったり、ちょっとしたきっかけでケトアシドーシスに陥ってしまうなど、獣医師にとって厄介な存在でもあります。猫の糖尿病治療をうまく進めるには、猫の中で何が起きているかを理解する必要があります。このセミナーでは、猫の糖尿病の維持治療とケトアシドーシスの管理について、それぞれ発症のメカニズムまで遡って理解することで、正しく問題解決ができるよう解説します。

講師の感じる課題

  • 猫の糖尿病は、基礎疾患を理解して診断・対処しなければいけない
  • ケトアシドーシスの治療では、医原性の電解質異常を起こさないようにする

この動画で学べること

  • 糖尿病・糖尿病性ケトアシドーシスのメカニズム
  • 理論から理解する治療すべき優先順位
  • オーナーに長期的に協力してもらう工夫
講師

松木直章まつき動物病院 院長/動物診断リサーチ株式会社

1991年東京大学獣医学科卒業。1993年〜2017年東京大学助手〜助教授〜准教授〜教授。在職時の専門は獣医臨床病理学。2017年に早期退職し、東京都内でまつき動物病院を開院。内分泌疾患、神経疾患を中心とした1次・2次診療を行っている。
難易度

基  礎

アドバンス

対象
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  • 13〜
動画一覧
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    猫の糖尿病の診断と維持治療

    セミナー内容
    1. 猫の糖尿病治療の目標とゴール
    2. よくあるパターンの症例
    3. 糖尿病の二大原因
    4. 糖尿病の維持治療
      • 治療にあたって
      • 体重管理と食事
      • インスリンコントロール
    5. まとめ
    この動画で学べること
    • よくある症例の3つのパターンとは?
    • 「猫スイッチ」をしっかり見極めよう
    • 維持治療において最も重視すべきは体重
    • 維持治療をうまく進めるには?
    • 2型糖尿病と膵炎による糖尿病の見極めポイント
    • 糖尿病を不安定にする因子
    • オススメの動物用血糖測定器と方法
    • 持続時間の重要性
    • インスリンを増やす場合の基準
    • 良好なコントロールと不良なコントロールのパターン
    • 猫の糖尿病は寛解するのか?
    • オーナー様のモチベーション長期維持の方法
    このセミナーは電子版シラバス付きです
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    糖尿病性ケトアシドーシス

    セミナー内容
    1. 糖尿病における急性代謝失調
    2. DKAとHHSの比較
      • メカニズムの違い
      • 臨床像と診断の違い
    3. DKA・HHSの治療
      • 輸液〜カリウム〜リン〜インスリン
    4. DKA治療の失敗症例
    5. DKA治療のまとめ
    この動画で学べること
    • DKAの3パターンのメカニズム
    • DKAとHHSの見分け方を理解しよう
    • 急性腎不全を疑う危険な血糖値上昇値とは?
    • DKA時の無尿は治療法がない?
    • ホメオスタシス回復のための治療と失敗例
    • DKA/HHSでの最優先すべきは?血糖値or輸液?
    • 正常な細胞とDKAの細胞の違い
    • 電解質以上を人為的に悪化させない
    • ワンオペのためのの工夫とは?
    • インスリンを中断する局面
    • DKAからの離脱基準を理解しよう
    • 治療失敗例から学ぶ反省点
    このセミナーは電子版シラバス付きです