猫の糖尿病は遭遇することの多い病気ですが、血糖値の管理が難しかったり、ちょっとしたきっかけでケトアシドーシスに陥ってしまうなど、獣医師にとって厄介な存在でもあります。猫の糖尿病治療をうまく進めるには、猫の中で何が起きているかを理解する必要があります。このセミナーでは、猫の糖尿病の維持治療とケトアシドーシスの管理について、それぞれ発症のメカニズムまで遡って理解することで、正しく問題解決ができるよう解説します。
1991年東京大学獣医学科卒業。1993年〜2017年東京大学助手〜助教授〜准教授〜教授。在職時の専門は獣医臨床病理学。2017年に早期退職し、東京都内でまつき動物病院を開院。内分泌疾患、神経疾患を中心とした1次・2次診療を行っている。 |