腹腔鏡などの内視鏡手術は傷口が小さく、動物に負担が少ないと考えられています。しかし、一方では、高度な技術と鍛錬されたテクニックが必要ともされています。今回、内視鏡手術分野の第一線で活躍される吉田宗則先生にご協力頂き、腹腔鏡下の「卵巣子宮摘出術」「潜在精巣摘出術」「脾臓摘出術」、腹腔鏡補助下の「膀胱結石摘出術」、これら四つの手技について、実際のオペ映像を交えながら、その豊富な経験と確かな技術に基づいた解説をお届けします。さらに、内視鏡のポートの位置や適用症例、ピットホール、日頃のトレーニング方法についても細かくお伝えします。内視鏡手技についてお悩みの方、次のステップに進みたい方、これから始めたい方に最適な内容です。
2004年に酪農学園大学を卒業。同年よりクウ動物病院に勤務し、2012年に日本獣医内視鏡外科研究会理事に就任。2015年には日本獣医内視鏡外科研究会技術認定レベル1~3に合格し、現在はクウ動物病院動物内視鏡医療センターにて院長を務め、内視鏡医療に従事している。 |