整形外科のオペでは避けては通ることができないパテラ手術。遭遇率が高いとはいえ、厄介なのは実際に開いてみないと術式を確定しずらいところにあるのではないでしょうか?また、術後に再脱臼する可能性がある疾患であるため、インフォームの大切さや少しでも再脱臼率を減らす工夫など、術式以外にも様々なことに気を使う必要もあります。ここでは整形外科のスペシャリスト•磯野新先生にご協力をお願いし、異なるグレードの両脚を比較しながら解説を進めます。弊社のオペ動画の特徴である【プロフィールから手術に至るまでのストーリー】はもちろん、経験豊富だからこそできるあらゆる可能性を考えた事前準備や再脱臼を防ぐためのコツ、さらにはリスク回避を踏まえた手技解説など、経験に基づいた知恵をお伝えします。
この動画では左グレード2と右グレード3を同時に手術しています。「グレードの違いによって術式がどう変わるのか?」「どのような状態を“外れやすい”というのか?」それらを映像を以って分かりやすく解説します。左右における外れ方の違いを実際に見て、再発しにくい状態とその判断方法をしっかりと確認しましょう。このオペ手技は現在のスタンダードと言われる手法です。まだ経験が少ない先生には勉強や術前のイメージトレーニングとして、経験の多い先生方には復習や指導用コンテンツとして、様々なシチュエーションにとても有効です。この機会にぜひご活用ください。
日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科を卒業。現在は新目白通り第2高度医療センターにて整形・神経外科を専門に治療する傍ら、日本獣医生命科学大学外科学研究室の整形外科研究生としても所属し、研究を続けている。 |
所属:獣医がん学会/日本獣医麻酔外科学会 |
修了:Synthes Vet Spine Seminar / Synthes Vet TPLO Seminar / AOVET Course - Principle Techniques in Small Animal Fracture/ AOVET Course - Advanced Techniques in Small Animal Fracture |