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後肢の骨折治療〜中堅犬骨模型で実践するプレート固定と創外固定〜

配信期間2017年4月1日(土)12:00 〜 2018年3月31日(土)18:00
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骨折を受傷した動物の早期機能回復には、治療部位に的確な「固定」と「維持」が必要であり、そのためには“確実な骨癒合”が得られるように施術することが重要です。このWEBセミナーでそこに必要な基礎手技を学ぶため「プレート・スクリューを用いた《内固定法》」と 「ロッド・クランプを用いた《外固定法》」を解説します。症例の多い大腿骨骨折と脛骨骨折のケースに絞り、各骨折の概要やデータから整復方法までを詳しく収録。骨模型にて講師自ら整復する映像を元に解説を行っているので、オペ直前のイメトレとして利用することも可能です。既に骨折整復を行っている先生は日頃の復習として、これから始める先生は基礎を学ぶ場として、ぜひご活用ください。(※このWEBセミナーは実習セミナー内で解説を行った[講義部分]だけを配信しています。予めご理解頂いた上でご覧ください)

小林 聡

DVMsどうぶつ医療センター横浜

経歴
2006麻布大学獣医学部獣医学科卒業
2008〜DVMsどうぶつ診療センター横浜二次診療
センター整形外科
2012麻布大学大学院(社会人院生)卒業
現在麻布大学解剖学第一研究室共同研究員
DVMsどうぶつ診療センター横浜二次診療
センター整形外科科副医長兼リハビリテー
ション部部長
所属
獣医麻酔外科学会

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大腿骨骨折に対する整復法

セミナー内容
  1. 大腿骨骨折
  2. 治療法
    (外固定/髄内ピン/創外固定/プレート)
  3. アプローチ
  4. プレートの固定について
    (プレートベンド~ドリリング~測定
    ~タッピング~スクリュー挿入)
  5. 実習前ガイダンス
    手順1 ラグスクリューの固定
    手順2 プレートのベンドと設置
    手順3 スクリューの設置

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 日本での大腿骨骨折の割合は約15%弱
  • 他骨折と比べ不癒合・骨髄炎の発症が高い
  • 大腿骨骨折は外固定および髄内ピンのみでの固定には不向き。その理由とは?
  • 髄内ピンを挿入する場合は必ず順行性に!
  • 大腿骨骨折に最適な固定法を考えよう
  • 大腿骨骨折へのプレートは外側。そのワケは?
  • 絶対注意!坐骨神経を切らない&内転筋を剥がし過ぎない
  • DCPは骨とプレートの密着度が勝敗のポイント
  • 骨折部がより近接できるベンド方法とは?
  • ドリル時にドリルガイドを使うメリットは?
  • ドリル時には骨とドリル部分を冷却しながら!
  • 骨幹部にスクリューを打たないとルーズニングや骨の変形の原因に。
  • デプスゲージでは斜めの最長距離を測ること
  • スクリューは測定値より長いものを!ワケは?
  • スクリュー位置がズレてしまった場合は?
  • スクリューは骨折線に触れないで!ワケとは?
  • 整復ビデオ解説を見ながら実際に理解しよう

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脛骨骨折に対する整復法

セミナー内容
  1. 脛骨骨幹部骨折
  2. 整復法
    ・プレート・ロッド法
    ・MIPO 最小侵襲プレート骨接合法
  3. 手技解説

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 開放骨折か否か大腿骨よりも慎重な見極めを!
  • 犬に比べ猫の方が脛骨骨折を起こしやすい
  • 脛骨は内側からアプローチを!その理由は?
  • アプローチには伏在神経・伏在動静脈に注意!
  • 脛骨骨幹部骨折に対する最適な固定法とは?
  • プレートロッド法のメリットとは?
  • 髄内ピンは近位内側から外側に向かって挿入
  • ピンが関節内に入ると関節炎と疼痛へ!
  • MIPO(最小侵襲プレート骨接合法)のメリットとデメリットは?
  • 脛骨へのプレートは内側に設置するのが基本
  • ラグスクリューは脛骨前面から骨折線に対して直角に挿入すること
  • 尾側の厚い部分へのプレート設置を意識!
  • 2〜3穴目で骨折線がズレる!その対処法とは?
  • 整復ビデオ解説を見ながら実際に理解しよう!

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脛骨骨折に対する整復法2

セミナー内容
  1. 創外固定の概論
  2. 創外固定の特徴
  3. 各部の名称
  4. 創外固定器の強度
  5. 症例
  6. 手技解説
    ・手技TYPE1
    ・手技TYPE2

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このセミナーで学べること
  • 創外固定のメリットとデメリットとは?
  • コンセプトは「Open But Do Not Touch」
  • クランプの設置を間違えると治療失敗に繋がるので構造をよく把握すること
  • ボルトはネジ山のない方から!その理由とは?
  • ボルトにおけるよくある間違いを覚えておこう
  • クランプを締める時は必ず「2本」で!!
  • ポジティブピンは引き抜き力とルーズニングに対する力が強い
  • 筋肉の豊富な部位はピン不適合!そのワケは?
  • ピンは骨折部にできるだけ近い部分とできるだけ遠い部分に!
  • 骨表面とピンクランプ間の距離に要注意!
  • クランプINとクランプOUT。どちらが強度高?
  • 創外固定器TYPEそれぞれの強度を知ろう!
  • TYPE1とTYPE2の使い分けとは?
  • 遠位端骨折の創外固定には髄内ピン&TYPE2
  • 若齢への使用は骨も成長するので注意が必要!
  • 皮膚欠損も伴う酷い場合の治療優先順位とは?
  • ドリル回転数は最初は早く徐々に落とす!
  • クランプは指で締め位置を確認してから2本のレンジで固定する
  • クランプは左右を交互に徐々に締める!なぜ?
  • クランプが皮膚を傷つけない様細心の注意を!
  • ピンは必ず骨幹中央部を通過させる!
  • 整復ビデオ解説を見ながら実際に理解しよう!