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よく見る症例から学ぶ鍼灸・漢方治療

配信期間2017年4月1日(土)12:00 〜 2017年8月7日(月)18:00   ※配信期間を延長しました
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鍼灸・漢方治療は、「手術を拒む」「手術ができない」「手術しても回復の見込みが少ない」といった状況で更なるアプローチが可能です。苦痛・痛みもなく、免疫力を上げ、QOL向上を目的とした治療は、外科だけでなくあらゆる分野において有効な手段となります。ペットの高齢化が進むこれからの獣医療にとって、鍼灸・漢方治療は特別なものなどではなく、スタンダードなものになっていくと確信しています。高度医療だけじゃない“癒して治せる”医療がここにあります。このWEBセミナーでは、来院の多い5疾患を挙げ、それぞれに有効な鍼灸漢方の手技と効果をお伝えします。手術だけではない治療の選択肢を増やしましょう。

  • 中医学の概念を怠り目先の効果だけで治療する人が多い
  • 局所治療だけでは根本解決にならない
  • 痛む部分にダイレクトに治療するのはNG
  • その子の体質をしっかり見極める
  • 動物にとって心地よい治療とは何か?
  • 治療前後の脈変化を必ず確認し治療成否を判断

開催にあたって(講師:西依三樹)

西依 三樹

ミ・サ・キ・動物病院 院長兼動物鍼灸漢方専門外来主任
ミ・サ・キ鍼灸院 院長

経歴
1984日本獣医生命科学大学卒業
獣医師国家資格取得
1984東京大学大学院農学生命科学
研究科獣医学専攻終了
1991ミ・サ・キ・動物病院開院
2006鍼灸師国家資格取得
ミ・サ・キ鍼灸院開院
2008中医師国際A級ライセンス取得
2011日本獣医中医学院講師就任
その他
香港聯合中医薬学院日本同窓会師温会 副会長/講師
日本獣医中医薬学院 講師
小動物中医学研究会 講師   ほか

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椎間板ヘルニア/認知症

セミナー内容
  1. 椎間板ヘルニア
    1)椎間板ヘルニアのタイプ
    2)プロフィール・所見
    3)弁証論治〜鍼灸漢方治療法
  2. 認知症
    1)随伴症状と血の作用について
    2)プロフィール・所見
    3)弁証論治〜鍼灸漢方治療法
    4)2ヶ月後の状況
    5)弁証論治〜鍼灸漢方治療法
  3. 動物鍼灸治療における成功ポイント

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このWEBセミナーはハンドアウト付です

この動画では「椎間板ヘルニア」「認知症」に対する診療を、実際の事例と東洋医学の基本概念と共に解説します。椎間板ヘルニアは「腰」に集まる腎の気を軸に考えていきましょう。認知症は物忘れによる随伴症状(遠吠え/旋回運動等)に対して向精神薬を使わず安静させる治療を考えます。
  • 鍼灸&漢方を合わせると治療効果UP!なぜ?
  • 病態・個体の体質・治療成否の全てが脈に!
  • どんな病気にも陰-陽/虚-実/寒-熱/裏-表
  • 陰と陽のバランスが崩れるのが病であり、その偏りを是正することが治療の目的。
  • 鍼治療中の飼い主への注意事項とは?
  • 認知症による健忘症状は血の不足(虚血)が原因!?
  • 血液は脾が生成し心が全身に送り肝に蔵し調節される
  • 鍼灸刺激の痛み・違和感を感じると治療は困難
  • 動物にとって心地の良い手技とは?
  • 最も細い鍼を使わなければならない場合とは?
  • 完全麻痺には鍼の物理的刺激は効果を高める
  • 治療時間の目安は15分!その理由とは?

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副鼻腔炎/腫瘍/関節炎

セミナー内容
  1. 副鼻腔炎
    1)副鼻腔炎の要因と治療
    2)外因性・症例1
    3)外因性・症例2
    4)内因性・症例
  2. 腫瘍
    1)中医学における腫瘍形成の要因
    2)症例1
    3)症例2
  3. 関節炎
    1)関節炎について
    2)症例

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このWEBセミナーはハンドアウト付です

この動画では、繰り返す「副鼻腔炎」を抗生剤を使わずに管理する方法、「腫瘍」に伴うさまざまなな症状を緩和する方法、「関節炎」では鎮痛剤では管理できない疼痛緩和の方法を解説します。外科手術ができない子への治療はもちろん、外科手術後に併用するとより高い回復力を発揮することができます。
  • 外因(環境の邪気)と内因(感情の悪化)を理解!
  • 鼻と鼻水は肺と深い関係が。その理由とは?
  • 冷えの痛みには漢方に鍼灸を併せることで即効性と持続力がUP!ナゼ?
  • 気の滞りによる瘀血・熱毒・痰などが結して形成されるのが腫瘍
  • 経絡ライン上で組み合わせるツボは少なく!
  • もぐさの薬効は温熱だけではない。香りによるリラックス・解熱・止血・調経など。
  • 局所治療だけでなく全身のバランスを整える治療を加えると効果が全く違う!
  • 関節には自然の外邪が侵入し易く痛みの原因に
  • 湿邪の性質は重さ。下半身に重く集中し易い。
  • 左右の肢において痛い方には鍼をしない!
  • 前肢を痛がる時は後肢も疑うべし!