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皮膚科 〜12時間で理解する皮膚疾患診療〜

配信期間2017年4月1日(土)12:00 〜 2018年3月31日(土)18:00
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一番表面にある一番大きな臓器である皮膚。疾患症状が分かりやすく来院率が高い一方で、再発の繰り返しは誰もが経験していることでしょう。この皮膚疾患の“壁”は、続けば続くほど獣医師も飼い主も苦しみます。これを乗り超えるために大切なのは「ロジカルな診断」。それを学ぶこのWEBセミナーでは、大きく[総論][各論]の2つに分けて進みます。動画1~4の[総論]では、症状や病態の変化から読み取れる情報の整理の仕方、そして検査法・治療法を。動画5~12の[各論]は各疾患の治療法まで解説します。罹患率の多い「皮膚感染症」、長期管理が必要な「アレルギー性皮膚炎」、鑑別の難しい「内分泌性皮膚炎」を徹底的に学びましょう。診断の考え方をしっかり身につければよくみる疾患の多くに対応することができます。この機会にぜひ習得して下さい。

  • 症状を抑えるだけでは本質的な治療にならない
  • 「治った!→また出た!」の繰り返しは疲れるばかり
  • 検査をしても結論が出ない
  • 病変と経過をしっかり把握することでロジカルな診断が可能
  • 「痒み」と「脱毛」の異なる診断アプローチを身につけよう
  • 根治治療か継続治療か・・・動物と飼い主のQOL向上のためにまず目標を設定しよう

柴田 久美子

DVMsどうぶつ医療センター横浜二次診療センター皮膚科医長/YOKOHAMA Dermatology for Animals 代表

経歴
日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)獣医学部
獣医学科卒業後、同家畜病院(現付属動物医療センター)
に所属。後に日本大学動物病院、都内皮膚科専門病院
への勤務を経て、2009年にYOKOHAMA Dermatology
for Animalsを設立と同時に横浜夜間動物病院(現DVMs
どうぶつ医療センター横浜)皮膚科医長に就任し現在に
至る。
所属
日本獣医皮膚科学会
アジア獣医皮膚科学会
ヨーロッパ皮膚科学会
日本皮膚科学会(賛助会員)

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総論1  ロジカルな診断のすすめ方 (前半)

セミナー内容
  1. 正常な皮膚を理解する
  2. 皮膚の構造
  3. 犬や猫の毛
  4. 目標を見定める
  5. 疾患群各論

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

このWEBセミナーはハンドアウト付です

なかなか目に見えない皮膚構造ですがどこで何が起こっているのかを理論的に理解することが診断への近道となります。ここでは皮膚の組織構造と正常な状態を把握しましょう。そして病態が来た時に考えなければいけないゴール、鑑別リストの考え方を解説します。
  • 再発を繰り返すのが皮膚疾患の大きな壁。それを乗り越えるためには?
  • 皮膚の「どこで」「何が起きているか」を把握するには組織学的な皮膚構造を理解すること!
  • ヒトと比べ犬猫の表皮の厚さはなんと1/2以下!
  • 皮膚疾患の鑑別リストは、疾患名の前に病態で分けた「疾患群」から考える!
  • 主な疾患(感染症/アレルギー性皮膚炎/内分泌疾患/先天性要因等)の違いを簡単に理解しよう!

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総論1  ロジカルな診断のすすめ方(後半)

セミナー内容
  1. 皮膚科診療の流れ
  2. 評価方法
  3. 実際の病変をどう診るか?

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

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皮膚は複数の疾患が絡み合って症状を形成することが多く、目先の症状で判断すると思わぬ迷路に迷い込んでしまうことがあります。ここではその迷路に踏み入れないためのロジカルな情報整理と皮膚変化から病態を読み取る方法を復習します。
  • 診断に至るまでの情報量(病歴と現症)を見れば大方の推測が可能。その後の検査は確認作業。
  • 診断で疾患名を突き止めることは、予後予測とゴール設定のための手段である。
  • 「いつから?」「最初はどうだった?」皮膚の変化・経過を飼い主から上手に聞き出すこと!
  • 病歴を聞き情報を整理してから皮疹を観察し、病変部分だけでなく全身状態から評価することで正確な判断が可能
  • 再発を繰り返す場合は背景疾患の治療を疑おう
  • 同じ皮膚疾患の診断アプローチでも「痒み」と「脱毛」では考えるフローが異なるので注意!

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総論2  皮膚科検査と外用療法(前半)

セミナー内容
  1. 皮膚科で実施する臨床検査
  2. 各種検査法
    ・くし検査
    ・毛検査
    ・皮膚掻爬検査
    ・ウッド灯検査
    ・細胞診
    ・その他検査(培養/生検)

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

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ここでは皮膚科で実施される多くの検査について解説します。皮膚科検査はルーチンワークではありません。検査結果をムダなく診断に活かすには、鑑別疾患を元に目的をしっかりと意識した検査を選択することがポイントです。
  • 皮膚科検査はターゲットとする寄生体によって方法が異なるので必ず目的を明確に!
  • 毛検査は寄生体を探す為だけでなく、毛構造の観察も重要な目的!
  • KOHは毛を透過させることで糸状菌観察はしやすいが毛構造が観察できないので注意!
  • 皮膚掻爬検査は目的によって方法が異なる!
  • 皮膚生検検体を扱うときの注意事項・記載情報・保存方法とは?

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総論2  皮膚科検査と外用療法(後半)

セミナー内容
  1. 皮膚疾患の治療<概論>
  2. 皮膚外用剤の特徴と種類
  3. ステロイド外用薬効分類と適用
  4. 外用療法としてのシャンプー
  5. シャンプー方法
  6. 保湿剤

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

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薬物療法は皮膚疾患の治療の主体であり、外用療法は病変に直接触ることのできる皮膚疾患にとって理にかなった治療方法です。しかし外用療法が向かない疾患もあります。それらの違いを把握し、目的にあった効率の良い治療法を選択できるようにしましょう。
  • 治療において「原因療法」ができない場合は「対処療法・維持療法」を積極的に!
  • 全身療法と外用療法の選択基準は病変面積の大きさと他臓器への影響を考慮する
  • ステロイドの副作用をしっかり理解しよう!
  • ステロイド中止の際の一時的な悪化もしっかり飼い主へ説明することがトラブル防止!
  • ステロイドと上手に付き合っていくためには?
  • 薬用シャンプーそれぞれの効果と特徴、そして正しい効果的な洗浄方法を理解しよう!
  • 保湿剤は「吸湿性」「閉鎖性」の2種類。目的によって使い分けること!

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各論1  皮膚感染症(前半)

セミナー内容
  1. 犬の膿皮症とは?
  2. 膿皮症
    ・発症の背景
    ・診断と治療
    ・多剤耐性ブドウ球菌の出現
    ・治療ガイドライン2014
    ・治療のポイント

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

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ここからは各疾患を詳しく解説します。最も外来頻度が高い皮膚感染症。他の疾患の合併症としても関与することが多く、皮膚疾患の治療を成功させるには習得必須の疾患です。まずは中でも多いこの「膿皮症」についてマスターしましょう。
  • 感染症はその背景にある発症要因を突き止めることで再発を防ぎ完治できる!
  • 発症には宿主側の防御機能が低下が要因となっていることが多い!
  • 感染症遭遇率TOP3「犬膿皮症/ニキビダニ症 /皮膚糸状菌症」の中で最も多いのは!?
  • 膿皮症の発生要因で意外に多いのは「外的刺激」!生活環境をしっかり聞き出すこと!
  • 確定診断・背景評価が済むまでは痒み止めを使わずに治療しよう!
  • 皮疹が改善しても痒みが続く場合は他のそう痒性の疾患を考える!

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各論1  皮膚感染症(後半)

セミナー内容
  1. ニキビダニ症
    ・臨床像
    ・診断

    ・予後と治療方法の選択
  2. 皮膚糸状菌症
    ・臨床像
    ・診断
    ・治療目的と治療法
    ・感染源とその対応

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

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上記5に引き続き感染症の中でも発症の多い「ニキビダニ症」「皮膚糸状菌症」について解説します。特にヒトにも感染する可能性のある皮膚糸状菌症においては、来院時の対応が十分な病院は多くありません。最低限病院・スタッフがすべき対処法をお伝えします。
  • ニキビダニ症で確定診断を必ず行う理由とは?
  • ニキビダニ症は発症年齢によって予後と治療法選択が異なるので注意!
  • 若齢発症のニキビダニ症の平均治療期間は約2か月を目安とすること
  • 皮膚糸状菌症が猫に多い理由は!?
  • 皮膚糸状菌症を疑う初見は、根元から抜けている脱毛と折れている裂毛の混在
  • 皮膚糸状菌症の治療は全身療法が必須!
  • 皮膚糸状菌症の子が来院した際、病院内での感染対応は十分ですか?

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各論2  犬のアレルギー性皮膚炎 (前半)

セミナー内容
  1. アレルギーとは
  2. 抗原が明らかな犬のアレルギー
    ・ノミアレルギー性皮膚炎
    ・疥癬
    ・食物有害反応

動画の冒頭3分間を視聴いただけます

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アレルギー性皮膚炎は慢性そう痒性疾患であり、長期的な管理を必要とすることが多い疾患です。そのためには的確な診断と生涯にわたり痒みと上手に付き合っていくためのロジカルな治療の組み立てが重要です。ここでは抗原が明白な疾患を解説します。
  • アレルギー性皮膚炎の症状はⅠ〜Ⅳ型の4つに分類。その段階とは?
  • ノミアレルギーの痒みは吸血されてから約1ヶ月続くので、その時間軸を注意!
  • 犬や猫における皮膚の痒みの中でも痒みが最も強いのは「通常疥癬」!
  • 植物有害反応はアトピー性皮膚炎の痒みの要因の一つだが、合併症としても関与することがある
  • 食物有害反応と診断される犬の20%は療法食で管理できない!?
  • 食物有害反応の出た子が豊かな食生活を送りQOLを維持するには、飼い主との連携が必須!

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各論2  犬のアレルギー性皮膚炎(後半)

セミナー内容
  1. 犬アトピー性皮膚炎(cAD)とは
  2. cADの診断基準案
  3. 診断/検査/管理
  4. 症例
    ・プロフィール
    ・cAD標準的治療ガイドライン2015
    ・評価と治療プラン
  5. 薬物療法について
  6. まとめ

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犬アトピー性皮膚炎は複雑な疾患であり、はっきりとした原因も解明されていない為、最も動物と飼い主を悩ませる皮膚炎です。若齢に発症し長期的管理が必要となるため、QOLを意識した大切です。ここでは疾患解説と共に症例も交えて学習します。
  • ヒトのアトピー性皮膚炎と区別するために「犬アトピー性皮膚炎」と呼ぶルール
  • 犬アトピー性皮膚炎を端的に言うと「生まれつき痒みが出やすい敏感肌」
  • 明確な原因は未だ解明されていないので症状から判断していくこと!
  • 臨床診断の上では「除外診断」をしっかり行うことが必要条件!
  • QOL向上のために犬アトピー性皮膚炎は継続的な管理を必要とする
  • アレルゲン除去やスキンケア、薬物療法だけでなく体質を考慮した付き合い方を飼い主と共に検討すべし!

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各論3  内分泌疾患による皮膚病(前半)

セミナー内容
  1. 甲状腺機能低下症
    ・甲状腺機能低下症とは
    ・症状
    ・兆候と評価
    ・甲状腺ホルモン補充療法
  2. 性ホルモン失調
    ・性ホルモン失調とは
    ・症状
    ・兆候と評価

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「皮膚は内臓の鏡」と言われ、最も広い面積を持つこの臓器は、全身性疾患の一徴候として皮膚病変を形成することがあります。我々はその変化を見逃さないようにしなければなりません。ここでは代表的な甲状腺機能低下症と性ホルモン失調を解説します。
  • 猫の内分泌疾患による皮膚病は非常に稀!?
  • 内分泌疾患が原因の場合、多の臓器にも影響を及ぼすので注意が必要!
  • 内分泌疾患による皮膚疾患の場合、「痒み」はあまり見られない。ただし二次的に起こした皮膚疾患の場合は別。
  • 代表的な症状は「脱毛」であり体表部全体が薄くなっていくことが特徴的!
  • 臨床的には小型犬よりも大型犬に好発している印象を受ける

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各論3 内分泌疾患による皮膚病 (後半)

セミナー内容
  1. クッシング症候群について
  2. 症状
  3. 検査
  4. 内科療法
  5. 医原性クッシング症候群の場合
  6. まとめ

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上記9に引き続き、ここでは内分泌疾患の一つである「クッシング症候群」について解説します。この疾患は他の内分泌疾患に比べて、比較的特徴的な症状が現れるので鑑別しやすいでしょう。症状から検査・治療と医原性クッシング症候群もしっかり理解します。
  • メイン症状である脱毛は、体幹部を中心にして全身範囲に広がるので内分泌疾患と酷似。
  • 皮膚が菲薄化または石灰化(石灰沈着症)する事が特徴的なので見逃さないこと!
  • 石灰化は体にとっては「異物」!となるので経表皮性排泄を行おうとする
  • クッシング症候群の典型的な症状「5P」とは!?
  • 客観的データに基づいて発症が「自然性」か「医原性」かを見極めることが大切!

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各論4  その他の皮膚疾患(前半)

セミナー内容
  1. 角化症
    ・角化症とは
    ・本態性脂漏症
    ・亜鉛反応性皮膚症
    ・ビタミンA反応性皮膚症
  2. マラセチア皮膚炎
    ・マラセチア皮膚炎とは
    ・皮膚症状
    ・疾患の背景~診断アプローチ
    ・治療法~管理

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角化症は、疾患自体による直接的な皮疹を生じる疾患としてだけでなく皮膚バリア機能に大きく影響する疾患であり、感染症などの背景疾患としても重要です。また、非常に多く診断の難しいマラセチア皮膚炎も合わせて解説します。
  • 後天性角化症は亜鉛の吸収不足が引き金となるが、その原因は高カルシウム食!
  • 高カルシウムを含むおやつやサプリを多量に摂取すると、キレートによる亜鉛の吸収不足に!
  • 角化症の確定診断には必ず皮膚生検が必要!?
  • 「脂漏性皮膚炎=マラセチア」ではない場合も少なからずあるので決めつけは禁物!
  • マラセチアの症状は、皮脂と角化物が溜まりやすいところ(間察部)に出る。つまり、背中の広い範囲に出ることはない!

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各論4  その他の皮膚疾患(後半)

セミナー内容
  1. 脱毛と裂毛の違い
  2. 全身的な脱毛
    ・毛周期との関係性
    ・副腎過形成症候群
    ・治療
  3. 部分的な脱毛

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上記11に引き続き、内分泌疾患以外の脱毛症を解説します。これは多くが緊急性の少ない疾患ですが、飼い主様にとってはとても大きな問題です。ここでは、全身的な脱毛と部分的な脱毛の2パターンを、ベースにある「毛周期」をしっかり理解した上でマスターしていきましょう。
  • 脱毛原因の最も多い理由は毛周期の異常!
  • 休止期脱毛状態の特徴は全身性疾患。発熱・妊娠・外科的ショック・ストレス等が引き金に!?
  • 休止期脱毛状態は既に原因となる疾患が終わった後なので、病歴を遡る必要あり!
  • パターン脱毛などの症先天性脱毛症は生後6ヶ月から1歳齢に発症するのが一般的!
  • パターン脱毛症と他の脱毛症の大きく異なる点とは!?