明日から使える麻酔管理のコツ

  • 配信期間
  • 2019年2月1日(金)10:00 〜 2019年5月31日(金)18:00
  • 184人が興味をもっています
このWEBセミナーは2018/7/1〜2018/10/31に配信した動画の再配信です。
既にご購入いただいた方はご注意ください。

術前・術中の「困った!」を解決します

日々、決まったプロトコールで麻酔をしていませんか?麻酔管理や疼痛管理に関して困ったことはありませんか?呼吸が停止してしまい、手術を途中で断念したことはありませんか?「高リスク症例」という理由で麻酔を諦めたことはありませんか?本セミナーでは、明日から使える麻酔管理の「コツ」と具体的な症例を挙げつつ、麻酔管理や疼痛管理について解説します。日常的に麻酔をしながらも、疑問を抱えながら取り組んでいる先生方のお役に立てれば幸いです。

講師の感じる課題

  • 高リスク症例だから麻酔を諦める!?
  • 疼痛管理計画はワンパターンではない!
  • 異常に対しての適切な対応が難しい

この動画で学べること

  • バランス麻酔の理由&目的を再確認
  • 「スムーズな覚醒」を常に意識すること
  • 実症例別に麻酔疼痛管理計画の考え方に慣れよう
講師

柴田早苗岐阜大学応用生物科学部附属動物病院 准教授

岐阜大学農学部獣医学科卒業後、動物病院勤務を経て、岐阜大学大学院連合獣医学研究科を修了。2010年10月より、岐阜大学応用生物科学部附属動物病院助教、2014年より同准教授となり、現在に至る。岐阜大学附属動物病院では麻酔診療科長として小動物臨床に従事している。
難易度

基  礎

アドバンス

対象
  • 1年目
  • 3
  • 5
  • 7
  • 9
  • 11
  • 13〜
動画一覧
  • 1

    麻酔概論

    セミナー内容
    1. 全身麻酔とは
    2. バランス麻酔/マルチモーダル鎮痛
    3. 糖尿病の二大原因
    4. 麻酔前評価
      • 各評価項目
      • 評価項目
      • 肥満・削痩の注意点
      • 年齢の注意点
      • 脱水状態の注意点
      • サイズの注意点
      • 犬種別の注意点
    5. まとめ
    この動画で学べること
    • バランス麻酔の概念を理解する
    • 2種類以上の薬剤を組みわせる合理的な理由
    • 麻酔前後に最低限行う評価
    • アルブミン製剤を使うことが難しいケースは?
    • 動物の栄養状態で判断する評価
    • 肥満への麻酔は低換気に陥りやすい
    • 麻酔前に脱水を補正する必要がある理由とは?
    • サイズが小さい小型犬や猫は低体温に要注意
    • 短頭種が覚醒時パンティングを起こしやすいケース
    • 麻酔リスク分類(ASA分類)の6段階と症例
  • 2

    術中の生体モニター

    セミナー内容
    1. 麻酔とモニタリング
    2. 血圧のモニタリング
      • 低血圧になったら?
      • 晶質液のポーラスが奏功した症例
      • エフェドリンが奏功した症例
    3. D心電図のモニタリング
    4. 呼吸のモニタリング
    5. 酸素飽和度のモニタリング
    この動画で学べること
    • 麻酔外科学会が定めるモタリング指針とは?
    • 生体モニターの異常アラームにはどう対応する?
    • オシロメトリック法 or 観血的動脈圧測定法
    • なぜ低血圧が問題なのか!?
    • 平均血圧の考え方を理解しよう
    • 低血圧になった場合の7ステップ
    • 心電図は過信しない!
    • なぜ過換気・低換気が問題なのか?
    • 呼気終末CO2分圧(ETCO2)の数値が重要
    • 動脈血中O2飽和度(SpO2)における理想値
  • 3

    実症例による麻酔疼痛管理計画

    セミナー内容
    1. 麻酔計画の流れ
    2. 症例別の計画とテクニック
      • 避妊去勢
      • 担頭種+脛骨粗面骨折
      • 帽弁閉鎖不全症+体幹部筋間脂肪腫切除
      • 高齢犬+抜歯/皮膚腫瘍切除
      • 脾臓摘出術+血様腹水
    この動画で学べること
    • 「スムーズな覚醒」の定義と動画
    • 避妊手術での麻薬なし麻酔疼痛管理
    • 精巣内ブロックの使い方と注意点
    • 導入・覚醒時に上部気道閉塞が予測される場合
    • 短頭種への麻酔のポイントを理解しよう
    • 心疾患を持つ場合は運動不耐性をしっかり確認
    • ACEIを投与されている場合にNSAIDsは!?
    • 循環抑制の少ない薬剤は?
    • 「高齢だから麻酔できない」は間違い
    • 高齢犬で予測される合併症と対策
    • 出血してもすぐにヘマトクリット値は低下しない?
    • 血腹に最も大切なのは止血・輸液・輸液