ペットのターミナル期

ペットが家族の一員となり、動物医療における飼い主様とのコミュニケーションはより良い医療を提供する上で必要不可欠なものとなってきました。家族であるペットが老齢になり「死」を意識せざるを得ない状況になった場合、飼い主様に対する対応がより重要となったと言えるでしょう。本セミナーでは、人の終末期医療(ターミナルケア)及び死別を経験する患者家族の心理(グリーフ)に関する研究の中から、動物医療においても有効と思われる研究をご紹介します。これらを動物医療の臨床現場で実践する方法として、病院での事例紹介及び飼い主様へのインタビュー紹介等を交えながら、ターミナル期での対応をチームアプローチの観点から提案します。

■このセミナーのポイント ・患者飼主の心理（グリーフの基礎知識） ・獣医療でも使えるホスピスケア･ターミナルケア ⇒実践: 安楽死の基準を考える ・チームアプローチのすすめ ⇒実践: ロールプレイ（共感的対応）

【HAAC-Educationとは？】 ペットと飼い主様のQOL(クオリティ･オブ･ライフ)を第一に考え、出会いから別れの後まで、健康的で楽しく幸せな生活を送る為のトータル･サポートの提供を目的とし、2007年11月より活動開始。2009年よりペット関連業従事者向けのセミナー及び勉強会を通して専門家と協力し、飼い主様の支援に役立つネットワークづくりを目指す。